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禁煙の効果

 禁煙を初めてすぐは、イライラ、集中困難、不快感、疲労感などのたえ難い症状(離脱症状という)に悩まされることがあります。しかし、この時点でも精神神経機能は低下するどころか、かえって良い状態にあり、皮膚温度の上昇や心拍数の減少など生理学的にはすべてが正常な方向に向かっています。
 離脱症状が強くあらわれる最初の数週間を乗り越えると、禁煙の効果が次第に実感できるようになります。せきやたんが止まる。呼吸が楽になる。目覚めがさわやかになる。食べ物の味がよみがえる。肩こりがなくなる。顔色がよくなる。こうした禁煙効果の実感が、その後も禁煙を持続するための強い動機付けとなります。この時点まで禁煙を持続できるかどうかが成功のカギとなります。
 禁煙を実行するに当たって、思いきって一気にやめる「断煙」か、少しずつ滅らしていく「減煙」かが間題になります。他の薬物依存の場合は徐々に離脱させる方法が有効といわれていますが、禁煙に関しては「断煙」のほうが成功率が高いといわれています。  「滅煙」に関する調査では,1日12本までは減煙できても、それから滅らすのが非常に困難で、そこで多くの人が脱落するといわれています。

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